中村獅童次男の小川夏幹くん、初お目見得! 『超歌舞伎』で新たな個性を発揮

画像:歌舞伎座新開場十周年『十二月大歌舞伎』超歌舞伎 Powered by NTT『今昔饗宴千本桜』取材会より (C)ORICON NewS inc.

歌舞伎俳優の中村獅童さん(51歳)の長男、小川陽喜くん(はるき/5歳)と次男、小川夏幹くん(なつき/3歳)が、12月3日から26日まで開催される歌舞伎座の『十二月大歌舞伎』の第一部、「超歌舞伎 Powered by NTT『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』」の会見に参加しました。この公演で小川夏幹くんが初お目見得を果たします。

「超歌舞伎」の魅力

「超歌舞伎」は、古典歌舞伎と最新のテクノロジーが融合した舞台です。初登場は2016年で、今回が歌舞伎座での初上演となります。『今昔饗宴千本桜』は、歌舞伎の名作『義経千本桜』と初音ミクの代表曲「千本桜」の世界観に着想を得て書き下ろされた作品で、初演は「ニコニコ超会議2016」で行われました。小川夏幹くんは、主役の夏櫻丸(なつおうまる)を演じます。

小川夏幹くんの特別な個性

小川夏幹くんは、生まれつき両手の小指が欠損していることを公表しました。獅童さんは「これはお腹の中にいる時にはわからなかったことで、生まれて初めて気づいたんです」と話しています。手術を2回受けた経験も明かしました。

公表するかどうか迷った獅童さんですが、小川夏幹くんが歌舞伎役者になりたいと言ったことを受けて、個性を尊重して舞台に立たせることを決めました。獅童さんは「歌舞伎役者にさせるべきじゃないか」と悩みましたが、「やっぱり子どもの気持ちを尊重して、やらせようとなった」と語っています。

個性を受け入れる社会を目指して

獅童さんは報道陣に対して、「時代を変えていきたい。コンプレックスなどの問題を1つの個性として受け入れられるような社会になってほしい」と訴えました。歌舞伎がやるべき役割や、同じような境遇の方々に勇気を与える存在になりたいとの思いを語りました。

小川夏幹くんに対しては、「障がい者」という言葉ではなく「チャレンジド」として接し、前を見据えてチャレンジする精神を持って生きていってほしいとメッセージを送りました。

小川夏幹くんが報道陣に向けて、「自由に書いていただきたい。今言ったことを包み隠さず、全て僕の言ったとおりに報じていただけたら、こんなにうれしいことはないです」と話す場面もありました。

新たな個性を持つ小川夏幹くんの初お目見得は、『超歌舞伎』が華やかに彩ることでしょう。彼の勇気と演技が、多くの人々に感動と勇気を与えてくれることを願います。

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