村上春樹原作の舞台で不適切な発言、主演俳優が謝罪……「取り返しのつかない愚かな発言」

舞台「ねじまき鳥クロニクル」のトークイベントで、主人公を演じる成河(ソンハ)さんが不適切な発言を行ったことで謝罪しました。

トークイベントでの不適切な発言

成河さん、渡辺大知さん、門脇麦さんがダブル主演する舞台「ねじまき鳥クロニクル」は、東京芸術劇場で11月7日から公演が行われています。14日の公演終了後には、成河さん、渡辺さん、門脇さんによるトークイベントが開催されました。

しかし、このイベントで成河さんが女性蔑視的な発言をし、SNS上では非難の声が広がりました。

主演俳優の謝罪

成河さんは自身のブログで14日に謝罪文を公開しました。「本日の終演後トークの場で、酷く間違った不適切な表現をしてしまいました。作品をお楽しみ頂いたあとで、全てを台無しにするような表現でした。不快な思いをさせてしまった方々、せっかくの作品との出会いを台無しにさせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした。繊細な作品を扱っていながらの、軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています」と述べています。

さらに、「言いたいこと、名前をつけたい事柄については別にあった」としつつ、「それを敢えてあのような稚拙な表現で伝えようとしたのは、まさに自分自身の甘さであり考えの足りなさそのものの現れであったと、いま、思い至っています。お客さまと作品との大切な出会いを妨げてしまったこと、取り返しのつかないその自分の未熟さに、大きな後悔をしています。言葉を扱うことについて、その資格について、もう一度、真摯に自分自身を見つめ直したいと思います」と述べました。

最後に「今日、不快な思いをし、傷つけてしまった方々へ、取り返しのつかない愚かな発言をしてしまったこと、素晴らしい出会いを台無しにしてしまったこと、心から反省し、お詫びを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しています。

舞台の公式Twitterアカウントも14日、「本日終演後に開催いたしましたトークイベントにおいて、一部不適切な表現を含む発言がございましたことに対し、主催者として深くお詫び申しあげます。以後このような事がないよう、キャストスタッフ一同の意識を高め再発防止に努めて参ります」と投稿しました。

この件について、成河さんの謝罪が受け入れられるかどうかはまだ不明ですが、今後同様の問題が起きないよう、関係者全員が再発防止に向けて努力することが求められます。

Source link: 日本ニュース24時間