マフィンを販売する焼き菓子店、SNSアカウント削除で不安が広がる…厚労省も回収情報に登録、保健所は「確認中」

焼き菓子店が掲載していたマフィン

都内で開催されたアートイベント「デザインフェスタ」(通称:デザフェス)に出店した焼き菓子店(目黒区)が販売したマフィンが、「納豆みたいなにおいがする」という指摘があり、購入者からの問い合わせが相次いだことで、焼き菓子店の公式アカウントが削除されました。

厚労省の自主回収情報にも掲載

この問題に関連して、厚生労働省が公開している自主回収(リコール)のウェブサイトに、回収と返金の問い合わせ先として焼き菓子店の連絡先が掲載されていました。目黒区保健所の担当者によると、厚労省からアカウント削除について問い合わせがあったため、新たな連絡先を掲載するための調整が行われているとのことです。

批判の声も

この問題では、デザフェスで販売されたマフィンについて、「糸を引いている」「納豆のようなにおいがする」との指摘があり、一部の購入者は下痢や嘔吐、腹痛などの体調不良を訴えていました。これを受けて、厚労省は食品衛生法違反の恐れがあると判断し、販売されたマフィンの一部約3000個について回収対象としました。

焼き菓子店は謝罪する一方で、店主の名前をかたった脅迫が近隣の教育施設に寄せられたため、警察に被害届を提出したと報告していました。

しかし、焼き菓子店のSNSアカウントが突然削除されたことで、被害者たちは不安を募らせています。アカウントが削除されたことによって、「被害者たちが不安になってしまうのでは」との批判の声が上がっています。

この問題の発展に注目が集まっていますが、焼き菓子店の電話番号に連絡を試みた弁護士ドットコムニュース編集部は、つながらなかったと報告しています。


訳注:この記事は「日本ニュース24時間」から提供されたものです。