イスラエル軍、シファ病院の地下トンネル公開 ハマスが軍事利用と主張

パレスチナ自治区ガザ地区にあるシファ病院で、イスラエル軍が主張するハマスの地下トンネルが公開されました。イスラム組織ハマスが軍事目的で使用しているとされるこのトンネルは、戦火によって荒廃したガザ地区における最大の病院であるシファ病院の広大な地下ネットワークの一部となっています。

イスラエル軍の主張と医療従事者の反論

イスラエル当局は、ハマスがシファ病院を司令部とし、武器を隠す場所としていると主張しています。しかし、医療従事者やハマスはこれを否定しています。

この日、AFP記者を含むジャーナリスト約20人がトンネルの存在を確認するため、イスラエル軍に同行しました。撮影した写真や動画、記録した音声は、イスラエル軍の検閲を受け、了承を得た上で公開されました。

トンネル内部の様子

報道陣がトンネルに降りていくと、電気配線が見えました。その先には幅数メートルの狭いトンネルが続いていました。

イスラエル軍第7旅団司令官のエラッド・ツーリ大佐は、「非常に長いトンネルであり、市街地から病院まで続いている」と説明しました。

さらに、流し台がある簡易キッチンのような場所、トイレ、金属製のベッド2台、エアコンがある部屋も案内されました。

ツーリ大佐はハマスについて、「彼らが生き延びようとするとき、地下に避難して病院を人間の盾として利用すれば、長期間ここにとどまることができる」と語りました。

ただし、報道陣は病院の建物内には入ることができず、一部の施設しか見ることができませんでした。

イスラエル軍の公開した物資

病院の外では、イスラエル軍が施設内で発見されたとされる銃や弾薬、爆発物を公開していました。

この事件によって、イスラエル軍とハマスの対立は一段と激化しました。両者の主張が食い違っており、その真相ははっきりとしません。

イスラエル軍の公開した地下トンネルの存在は、この紛争における重要な証拠となります。

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