韓国性的暴行殺人事件、被告の母親が示談金に難色「私たちも生きなければならない」と証言

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チェ・ユンジョン被告(c)news1

事件の背景と公判の展開

【11月24日 KOREA WAVE】ソウル市冠岳区新林洞(クァンアクク・シンリムドン)で発生した性的暴行殺人事件の公判が20日、ソウル中央地裁で行われました。被告のチェ・ユンジョン(30)は、女性に対して性的暴行を加えて殺害した罪で裁かれています。

被告の母親も証人として出廷し、「私たちも生きなければならない」と述べ、示談金の支払いに難色を示しました。

起訴状によると、チェ被告は2023年8月17日、新林洞トゥルレキル登山路でナックルをはめた拳で30代の女性を殴り、性的暴行を加えた上、首を絞めて殺害したとされています。

被告の母親の証言

被告の母親は公判で4回目の出廷となり、「高校進学後、友人を家に連れてきたことが全くなく、校内暴力に遭ってから性格が変わった」と述べ、被告が校内暴力の犠牲者だと主張しました。

さらに、「精神科治療をしっかりすべきだったが、支えられなかった」とも証言し、被告がうつ病やパニック障害などで2~3回病院に通ったことがあると述べました。

示談金に対する母親の考え

弁護人は被害者の家族に対し、「被害回復のために努力する意思はあるのか。もし示談金の準備が難しいならば、遺族に謝罪文を出す考えはあるのか」と尋ねました。

母親は「私たちも生きなければならない。率直に言って、お金の問題は難しい」と答えました。

事件の重要性と今後の展開

この性的暴行殺人事件は、被告の母親の示談金に対する考えを巡り、注目を集めました。被告の母親が難色を示したことで、事件の解決にはさらなる困難が予想されます。

被告の母親の証言は事件の重要な要素となりますが、事件の背景や被告の精神状態についても注目が集まっています。

ソウル中央地裁では引き続き公判が行われ、事件の真相解明と正当な判決が下されることが期待されます。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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