自民党が政治資金で249億円を稼ぎ出し、共産党は減収が続く 2022年の政治資金

by 日本ニュース24時間

新たな政治資金収支報告書が公開された。主要6政党の中で最も収入が多かったのは自民党で、なんと249億円もの額を誇る。共産党は191億円で続いたが、両党とも収入源は減少している。一方、国政選挙で議席を伸ばした日本維新の会は収入が大幅に増加した。

自民党の収入増加

自民党の収入は、前年比5億円(2・1%)増加し、2年連続で増収となった。最大の収入源である国からの政党交付金は10億円減少した。政党交付金は、所属議員数や国政選挙での獲得票数に応じて交付額が決まるが、21年秋の衆院選で15議席減少したことにより減少した。しかし、一方で衆院選などで法務局に預けた「供託金」の返還により19億円の収入を得た。政党交付金の減少分を上回り、増収要因の一つとなった。

共産党の収入減少

共産党の収入は、前年比5億円(2・5%)減少し、3年連続の減収となった。政党交付金を受け取らない同党の最大の収入源である機関紙「しんぶん赤旗」の購読料を含む事業収入が167億円であり、3億円減少したことが響いた。主要な購読者である党員の高齢化により、同党の収入は10年間で40億円以上減少している。減収傾向に歯止めがかかっていないようだ。

政治資金の収入額というのは、政党の活動や選挙に大きく影響を与える重要な要素である。今回の報告書では、自民党と共産党の収入に注目が集まった。これからの政治の動向にも注目が集まりそうだ。

この記事の元の情報は朝日新聞社から入手しました。

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