マフィン食中毒の『返金詐欺』発生か?レジ照合の問題で店から連絡… 21年前の騒動を思い出す

イベント会場で販売されたマフィンを食べた客が食中毒になり、SNS上で再び話題になっています。既に返金済みの客が、レジとの照合ができなかったため、詐欺の疑いが広まっています。

レジ照合できず、詐欺を疑われたと告発

被害を受けた洋菓子店からの連絡によると、「レジ照合ができませんでした」「詐欺として立件しなくてはいけない」「ご返金をお願い」といった内容でした。このやりとりのスクリーンショットが広まっています。

実際に詐欺が行われたのかは不明ですが、ネット上では、「腐ったマフィンを買わされた被害者を詐欺呼ばわりか」「マフィン屋が客を脅しているようにしか見えない」といった批判的な意見から、「責めるべきはマフィン屋ではなく便乗野郎」といった冷静な意見まで、多様な声が上がっています。

2002年の返金騒動を思い出す

この騒動を思い出させる出来事が2002年にありました。大手スーパー「西友」の一部の店舗で、外国産の輸入肉が国産と偽装表示され、返金を求める客が殺到しました。レシート不要で返金が行われたため、見慣れない客も多く現れ、警察の関与もありました。結果として、4900万円もの返金が行われ、返金を打ち切る事態になりました。この騒動に便乗し、金を脅し取ろうとした元暴力団組長も実刑判決を受けました。

最近では、コンビニのレジ前に設置されたケースに、受け取られなかったレシートがあふれている光景がよく見られます。また、ショッピングセンター内の臨時店舗などでは、レシートを発行せずに商品を渡すこともあります。今回の騒動を踏まえ、客側も店側もレシートの重要性を再確認する必要があります。

参照元: 中日スポーツ