住宅地の地下駐車場で、3億ウォン(約3億円)もするスーパーカーが、3台分の駐車スペースを占拠しているというニュースがネット上で話題になっています。韓国の金浦市に住む車の持ち主は、障害者専用区域に何度も駐車して通報されたことに反撃し、このような行動に出たようです。
駐車スペースを横向きに占拠
オンラインコミュニティサイト「ボベドリーム」によると、金浦市内のマンション地下駐車場には、黄色いランボルギーニ「ウルス」が3台分の駐車スペースを横向きに占めているという写真が投稿されました。この写真には、「夜遅い時間に帰ってくると駐車スペースがないのにどこに駐車するのか。障害者駐車場に朝9時まで駐車しても構わないと言いながら写真を撮って30件通報したのはだれか」というメモが添えられています。その上で、「私の駐車スペースを確保してから通報しろ」とも書かれているのです。
この写真に対して、ネット上のユーザーは怒りを露わにし、その持ち主を批判しています。朝9時まで障害者専用駐車区域に駐車しても問題ないという考え方について、「どこから出てきたんだろう?」と疑問を呈する声が多くありました。
障害者駐車区域は24時間取り締まり対象
韓国の道路交通法によると、障害者専用駐車区域に違法駐車をした場合、10万ウォン(約1万円)の罰金が科されます。また、駐車妨害や不正な駐車表示の使用についても、それぞれ50万ウォン(約5万円)と200万ウォン(約20万円)の罰金が科されるのです。
この問題の車に対しては、住民たちが他の車を使ってふさぐなどの抗議行動を続けた結果、持ち主は翌日からまともに駐車するようになったとのことです。
なお、このマンションでは以前、同じくランボルギーニ・ウルスの持ち主が警備員に対して傍若無人な態度をとり、大炎上したこともありました。しかし、今回話題となっている持ち主とは別の人物だそうです。以前の持ち主は規定違反の駐車を受けて違反ステッカーを剥がそうと抗議し、拒否されると警備室入口の通路を車でふさぎました。議論が大きくなると、その持ち主は謝罪文を投稿し、車を売却したことを明らかにしています。
このようなトラブルを避けるためにも、駐車スペースのマナーやルールを守ることが重要です。特に障害者専用駐車区域には、誰もが尊重すべきルールが存在していることを忘れずに、心掛けましょう。
参照:日本ニュース24時間