KADOKAWA、トランスジェンダー差別に反対!書籍刊行中止の決断

日本の出版社、KADOKAWAは、トランスジェンダーに対するヘイト本との批判を受け、『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』という書籍の刊行中止を決定しました。この書籍は、アビゲイル・シュライアー氏の洋書「Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing our Daughters」を日本語に翻訳したものでした。

トランスジェンダー差別に揺れる議論

SNS上を中心に、この書籍に対するトランスフォビア(トランスジェンダーの人に対する差別や不寛容、否定的な態度、言動、嫌悪)との指摘が相次ぎました。さらに、KADOKAWAには、トランスジェンダー差別助長につながると懸念する意見書も提出されました。これによると、同書籍の著者であるアビゲイル・シュライアーは、扇動的なヘイターであり、トランスジェンダー当事者の安全人権を脅かす可能性があるとの警戒感が示されています。

刊行中止と謝罪

こうした批判を受け、KADOKAWA学芸ノンフィクション編集部は公式サイトで謝罪のコメントを発表しました。コメントでは、多くの方々から本書に関する意見をいただいたことや、タイトルやキャッチコピーの内容が当事者を傷つける結果となったことについて謝罪しています。また、今後もこのテーマについて真摯に受け止め、知見を積み重ねると述べました。

この決断によって、KADOKAWAはトランスジェンダーの安全人権を尊重し、トランスジェンダー差別に反対する姿勢を示しました。

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