3人以上の子供がいる世帯「大学無償化」へ 所得制限なし 「学生より大学救済では?」辛坊治郎が指摘

日本ニュース24時間

政府が無償化の対象を3人以上の子供がいる世帯に広げる方向で調整中であることが発表されました。この決定について、キャスターの辛坊治郎氏は、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」の中で、大学救済策でなく学生救済策と捉える意見を述べました。

大学費用の増加と学生の能力

私立大学と比較すると、国立大学の学費は以前はほぼ無料でしたが、今やかなりの高額になっています。その結果、大学を卒業した後も、まともな日本語で文章を書けないという学生も出てきています。こうした事実を踏まえると、政府の無償化政策は単なる学生救済策ではなく、教育水準の低下や学生不足といった課題を抱える大学を含めた総合的な救済策である可能性があると思われます。

一律の無償化に対する懸念

「3人以上の子供がいる世帯」を一律で無償化するという政府の提案について、辛坊氏はそれが乱暴であると指摘しています。なぜなら、全ての3人以上の子供を持つ家庭が無償で大学に進学できるということは、一部の優秀な学生を除いて、大学に適した能力を持たない学生が増える可能性もあるからです。

政治的な思惑

辛坊氏は、政府の無償化政策に対して何らかの政治的な思惑を感じると指摘しています。この問題について議論する際には、大学救済策と学生救済策の違いを明確にする必要があります。また、政府が無償化政策を進める中で、個々の子供の能力や教育の質についても注目していく必要があります。

無償化政策は一定のメリットがあるものの、それには深い洞察や慎重な検討が必要です。一方で、子供たちの未来のためにも、良質な教育を受けられる環境を整えることが重要です。

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