内藤剛志 家なき子で13歳安達祐実にしたアドリブ だが上回る対応をされ「子役じゃないんですよ。目が」

内藤剛志

俳優の内藤剛志(68)が、9日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴」(土曜後9・00)にゲスト出演しました。内藤剛志と安達祐実(42)は、大ヒットドラマ「家なき子」で共演し、その思い出を振り返りました。

ドラマ『家なき子』と内藤剛志の印象的な演技

内藤剛志は、30代後半になる頃、俳優として順風満帆な時期に「家なき子」というドラマと出会いました。このドラマは社会現象にまでなり、内藤剛志は安達祐実が演じる小学6年生の相沢すずを虐待する父親役で出演し、「おい、すず!」「酒買ってこい!」というセリフが有名になりました。

内藤剛志は今でもその父親役のイメージが消えないと話しますが、安達祐実のプロ意識から忘れられない一場面がありました。

安達祐実の演技が光る一瞬

当時、安達祐実が首から下げる「がま口の財布」を引っ張り、「金あるじゃねえか。酒買ってこい」というセリフがありました。内藤剛志は「安達祐実って、子役じゃないんですよ。目が」と話し、その場面を説明しました。彼女はまるで漫才師のように「ボケ」「ツッコミ」が目の合図だけで分かるのです。それに感銘を受けて、内藤剛志はアドリブで演技に変化を加えました。

内藤剛志はカメラマン、プロデューサー、ディレクターにだけは「ごめん。本番ちょっと違う演技をするから」と話し、サロペットを着ている安達祐実をつかんで振り回すというアドリブを加えたのです。

多分、安達祐実は「おいしい」と思ったのではないでしょうか。当時は13歳。お互いに言葉を交わさないようにしていました。話してしまえば一緒になってしまうからです。しかし、彼女は内藤剛志が加えた演技に対して視線で返してきました。「おっさん、おしいかったんちゃう、今の?」と言わんばかりの視線です。内藤剛志は彼女の才能に気づいたのです。

その後、内藤剛志は27クール連続でドラマ出演という“偉業”を達成しました。1995年から2001年7月期まで計30作品連続で出演し、「連ドラの鉄人」と呼ばれるまでになりました。安達祐実との出会いも、この偉業のきっかけになったかもしれません。

記事のソース元: https://news.yahoo.co.jp/articles/85c7084b0f4ff937ec5eb45a754f307e704502f0

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