俳優・村杉蝉之介容疑者逮捕の背景には福島、鹿児島両県警によるマークがあった

村杉蝉之介容疑者

現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」に出演していた俳優の村杉蝉之介容疑者(本名友一=58)が、大麻などの規制薬物を譲り受けたとして、麻薬特例法違反の疑いで11日に福島県警に逮捕されました。なぜ、都内在住の村杉容疑者が福島県警に逮捕されたのでしょうか。福島県警組織犯罪対策課(組対)の取材によると、この薬物事件のキーマンの1人は福島、鹿児島両県警にマークされたプッシャー(密売人)だったのです。

村杉容疑者の経歴と活動

村杉容疑者はバイプレーヤーとしてNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)などに出演し、最近ではテレビ朝日系「家政夫のミタゾノ」やNHKの大河ドラマ「どうする家康」にも出演していました。彼の演技は自然体でクセの強い役柄を演じることが評価されていました。

薬物事件の経緯と捜査の詳細

村杉容疑者がなぜ福島県警に逮捕されたのかについて、福島県警組対は次のように説明しています。福島県警は2月に大麻取締法違反(所持)で人物を逮捕しました。その後、密売人が浮上し、鹿児島県警も別の薬物事件で密売人を捜査していました。福島県警と鹿児島県警がそれぞれマークした密売人は同一人物であることが判明し、共同捜査が始まりました。

福島県警は密売人の取引口座を調査した結果、村杉容疑者が取引相手として浮上しました。つまり、福島県警は薬物ルートの末端から密売人を追い、末端の1人として村杉容疑者を突き止めたのです。これにより、都内在住のバイプレーヤーが11日に逮捕されることとなりました。

村杉容疑者の私生活と周囲の反応

村杉容疑者の私生活はベールに包まれています。実際、都内の自宅周辺でも、彼が住んでいたことを知らない方が多いほどです。しかし、近隣の飲食店の店主は「3、4回来たことがある。料理はいっぱい頼んでくれた。普通に飲んで普通に帰った。すごいいい人だったよ」と証言しています。

所属事務所の「大人計画」は同日、「深くおわび申し上げます」と謝罪しています。

これにより、村杉容疑者の逮捕は初めての警察沙汰ではなく、彼の過去には少年時代に警察が出動したエピソードもあったようです。彼がテレビ東京系「出没!アド街ック天国」にゲスト出演した際に明かされた情報ですが、どのようないたずらだったのかは触れられませんでした。

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