安倍派前身の三塚派では「半分は自分の懐に入れても…」元自民党職員の伊藤惇夫氏が驚きの指摘

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政治アナリストの伊藤惇夫氏が、自民党安倍派(清和政策研究会)に関する政治資金問題や裏金問題について厳しい見解を示しました。

裏金問題を指摘する伊藤氏は、「裏金にしないといけないということ自体が問題。表に出したくない使い方なんでしょうとしか、考えられない。基本的には、裏にした時点でアウトだ」と述べました。

伊藤氏は、自民党に勤めていた頃から裏金の存在についての噂があったと振り返り、「安倍派は30年くらい前から、システマティックにこういうやり方をしていたのではないか」と分析しました。彼の根拠として「一部に出ている情報」を挙げ、「(安倍派の前身である)三塚派の仕組みが、流出している。パーティー券を売ったらまず、半分は自分の懐に入れていいよと」と、驚くべき指摘をしました。「形は変わっているかもしれないが、これが事実なら30年以上続いた1つのシステムとして、安倍派に組み込まれていた可能性はある」とも述べ、かつての清和会をめぐる「錬金術」が、引き継がれてきた可能性があることに言及しました。

三塚派は、蔵相(現・財務相)などを歴任した自民党の実力者である三塚博氏が、派閥会長として1991年10月から1998年末ごろまで率いていました。

伊藤氏はまた、安倍派からキックバック分について政治資金収支報告書に記載しないように指示を受けていたことを暴露した宮沢博行前防衛副大臣についても言及しました。「(3年間のキックバック分)140万円なら立件されないだろうというのもあっただろうし、派閥の指示を腹に据えかねている部分もあったのだろう」と述べ、さらに「(発言の中で)いちばん大事な部分は(派閥による)かん口令(があった)とおっしゃっていたこと。もし、安倍派がかん口令を敷いているなら、まったく反省していないことになる。そこはすごく、重要なポイントだと思う」と、派閥に「口止め」を指示されたという宮沢氏の暴露が事実なら、重大な問題であると指摘しました。

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