ネタニヤフ首相、ハマス掃討作戦を堅持 人質誤射で声明

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イスラエルの首相、ベンヤミン・ネタニヤフ氏は16日、パレスチナ自治区ガザで起きた人質誤射事件に関して、記者会見を開きました。イスラム組織ハマスに拘束された3人の人質が誤って軍に射殺されたことを受けてのものです。ネタニヤフ氏は「人質を取り戻すためにも勝利のためにも軍事的圧力は必要だ」と述べ、ハマス掃討作戦に固執する姿勢を示しました。

人質解放への交渉への懸念

人質の家族や一部の人々からは、人質解放はガザへの攻撃よりも交渉による解決を優先すべきだとの声が出ています。しかし、国内ではハマス掃討作戦への支持が厚い状況です。イスラエル軍によると、ハマスはまだ約130人を拘束していると報告されています。

交渉再開の可能性と障害

人質解放に向けた交渉については、カタールのムハンマド首相兼外相とイスラエル対外特務機関モサドのバルネア長官が15日に会談しました。ネタニヤフ首相は16日、交渉の再開を示唆し、「交渉チームに与えている指示は軍事的圧力が前提だ」と述べました。カタールはイスラエルとハマスの仲介役を務めています。

一方、ハマス幹部はイスラエルがガザ侵攻をやめるまで追加の人質解放には応じないと主張しており、双方の意見は大きく食い違っています。

ガザ全域での攻撃は続く

17日もイスラエル軍はガザ全域で攻撃を続けました。パレスチナ通信によると、北部ジャバリヤでは軍の空爆により24人が死亡したと報告されています。

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