「生きとったんかーい!」と思わずツッコんだ…何度も復活して読者を驚かせたキャラ

漫画やアニメで死んだはずのキャラが復活する展開は、否が応でも盛り上がる。読者がキャラの死を悲しむほど、復活したときの感動はより大きくなるものだ。

不死身の代名詞!? 『ダイの大冒険』ヒュンケル

今回のテーマで真っ先に語るべきキャラがいる。それが『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の「ヒュンケル」だ。ダイたち勇者パーティーの頼れる戦士は何度も死んだと思わせ、同じ数だけ生還してきた。

最初は、魔王軍不死騎団長としてダイたちに立ちはだかったヒュンケル。ダイとの死闘とマァムの愛によって正義の心を取り戻すも、氷炎魔団長・フレイザードの手にかかり、溶岩に呑まれてしまう。

最後に命がけで弟弟子たちを救ったヒュンケルに、当時の読者は「死んだ!」と確信した。だが、のちのバルジ島編でまさかの再登場。しかもダイたちの味方として、ハドラーと戦う大活躍を見せたのだ。

その後もヒュンケルの不死身っぷりは止まらない。先述したハドラー戦では生命エネルギーをふり絞る奥義「グランドクルス」を使うも、復活。さらに、ハドラー親衛騎団の女王・アルビナスの一撃を受け「もう二度と戦えまい……」とバランに告げられるも、復活。

極めつけは、バーンパレスでの決戦だ。装備を捨て“HP1”になっても戦い抜き、戦友ラーハルトに後を託したヒュンケルはとうとう力尽きる。とても穏やかな表情で眠りにつくヒュンケルに、今度こそ「死んだはずだ!」と思った読者は多い。

……だが、ヒュンケルは復活した。ライバルのヒムが「今 こいつは はじめて安らかに眠っているんだ…」と言ってはいたが、本当に眠っていただけで、回復魔法であっさりと目を覚ましたのだ。タフすぎる。

結局、ヒュンケルは最終回まで生き残った。作中で「不死身はヒュンケルの代名詞…」というセリフがあるが、本当にそうとしか言えないその復活劇は、読者の心に刻まれている。


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