自民党派閥の政治資金パーティーに関する池田佳隆議員の家宅捜索に地元から批判の声

池田佳隆衆院議員の地元事務所に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、清和政策研究会(安倍派)の池田佳隆衆院議員(57)が関係先に家宅捜索されました。裏金疑惑が浮上してからも、池田氏は姿を現さず、地元の有権者や自民議員からは早く出てきて説明すべきだとの厳しい声が上がっています。

政治資金パーティーの疑惑

池田氏は受け取った3208万円の寄付を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、訂正を行いました。さらに、パーティー券の収入を裏金化し、収支報告書に虚偽の記載をしたとの政治資金規正法違反の疑いが持たれています。

池田氏は裏金疑惑が表面化して以降、国会や地元の行事に姿を見せることなく、雲隠れを続けています。

地元からの批判の声

地元の自民議員によれば、池田氏の支持者からは「ポスターをはがしてくれ」という厳しい声が多く寄せられているそうです。「本人が出てきて本人の口から説明しないといけない」との声もあります。

別の自民議員は池田氏が逃げ回っているからではないかと冷ややかな反応を示しています。一方で、「一生懸命に清和政策研究会に貢献し、報告書に記載すれば問題はなかっただろうに」と残念がる声もあります。

地元の人々からは、池田氏に対して釈明し、謝罪するよう求める声があります。名古屋市緑区の無職男性(83)は「隠れ続ける池田氏は許されません。副文科相を務めた人がこれでは話になりません」とあきれています。同区の会社役員男性(51)は、「家宅捜索が遅すぎると感じます。民間人ならもっと早く行われていたのではないでしょうか。この話が出て何週間経っているのでしょうか」と憤っています。

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