「紀一郎氏が次期衆院選に立候補を表明、世襲批判に答える」

鳩山紀一郎氏

立憲民主党が政治資金世襲制限法案を提出し、世襲議員への風当たりが強くなっています。今回、注目を浴びているのは、鳩山由紀夫元総理の長男である紀一郎氏です。

「父はよく“お花畑”と言われるが、私は現実を直視する理想主義者だ」

鳩山紀一郎氏

紀一郎氏は、国政に進む理由について、「日本の停滞を見て、何とかしなければならないという思いで政治の道を選びました。また、国民民主党の一員になろうと考えたのは、玉木代表の『日本を瀕死の状態から救い出そう』という言葉に強く共感したからです。」と語ります。

紀一郎氏は世襲批判に対して、「定義によるが、私の場合は“世襲だ”“世襲じゃない”とどちらを言っても批判されるので、自分から何かを言うのは難しい。選挙地盤を引き継ぐことを世襲と呼ぶのであれば、それには当たらない事実はある。ただ、父が元総理だということで、一般的な候補者の方々とは違う見られ方をする認識はある」と述べました。

青山和弘氏

一方、政治ジャーナリストの青山和弘氏は、「世襲議員とは、ジバン(地盤)とカバン(鞄)を引き継ぐことがポイントですが、紀一郎さんはそれを継いでいない。カンバン(看板)は大きいですが、選挙区を変えているのに批判すると、職業選択の自由とも絡んでしまうと思います。」と指摘しています。

また、青山氏は、「鳩山元総理は政権交代後も期待を裏切ったという部分で、世間の評価は非常に厳しいです。紀一郎氏に関しても、カンバンがプラスになるかは厳しい面もあると思います。」と述べています。

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