地震被災者の家族7人の行方不明、捜索を見守る男性「希望は捨てていない」

earthquake

能登地方で発生した地震で、死者が100人を超え、なお行方不明者の捜索が続いています。その中で、穴水町の住宅倒壊現場では、男性が家族の捜索を悲痛な思いで見守っています。

家族の行方不明

この現場では、土砂崩れで家屋3棟が倒壊し、男女5人の死亡が確認されました。しかし、男性が見守っている先には、まだ家族7人が見つかっていません。そのうち1軒は妻の実家であり、家族4人と親族3人が行方不明です。

恒例の年越し

男性の一家は、妻の実家で年越しするのが恒例でした。そして、妻が長男、次男、三男、長女を連れて実家に帰省しました。実家には、妻の両親、妻の弟夫婦と小学生の子供を含めて、計10人が集まっていました。

希望を捨てずに

男性は元日の仕事を終えた後、夕方から家族と合流する予定でした。年が明けるとすぐに、家族のグループラインで新年の挨拶を交わしました。しかし、家族の連絡が取れなくなり、不安が募っていきました。

町役場や県警に問い合わせた結果、妻の実家が土砂崩れに巻き込まれていることが判明しました。男性は「どこかで生きているはずだ」と自分に言い聞かせながら、悪路を越えて現地に向かいました。

現地に着くと、家は土砂で押し流され、屋根瓦も崩れ落ち、周囲の電柱も倒れていました。それでも男性は希望を捨てずに、連日続く捜索を見守り続けました。

jp24h

日本ニュース24時間