ドナルド・トランプ氏の2024年大統領選勝利の可能性が過去最高に

トップブックメーカーによると、共和党の大統領候補トランプ氏がニューハンプシャー州予備選挙で勝利したことにより、2024年の大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利の可能性が過去最高になったと報道されています。

勝利確率が上昇

トランプ氏は、関連報道によると、ニューハンプシャー州予備選挙でニッキー・ヘイリー氏に54.5パーセント対43.2パーセントで勝利しました。これは1月15日のアイオワ州予備選挙の圧倒的な勝利に続くものです。その後、トランプ氏の最も厳しい競争相手と見られていたフロリダ州知事のロン・デサンティス氏が撤退し、元大統領を支持しました。

ブックメーカーの発表

イギリスのベットフェア社によると、トランプ氏が11月に2度目の大統領職を勝ち取るオッズは21/20まで上昇し、今年後半に勝利する確率は49パーセントとなりました。

これは2024年の大統領選のベットフェア株式市場が開かれて以来、トランプ氏が持っていた最高のオッズです。現職大統領のジョー・バイデン氏は34パーセントで、明確なリーダーとなっています。ミシェル・オバマ氏とカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏がそれぞれ4パーセントと続き、ヘイリー氏と無所属候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏がそれぞれ3パーセントです。

ベットフェアの広報担当者であるサム・ロスボトム氏は、ニューズウィークに対して「ドナルド・トランプ氏のホワイトハウスへの復帰を賭けるオッズは、ニューハンプシャー州予備選挙での勝利に続き短縮され続けており、この勝利によって11月の投票が事実上2020年の再選挙となる可能性が高くなりました。」と語りました。

彼はさらに、「アイオワ州予備選挙とニューハンプシャー州予備選挙の両方で勝利したことで、彼は50年ぶりに共和党候補として2つの予備選挙で勝利した最初の候補者となり、2024年の大統領選のマーケットが開かれて以来、彼のオッズは最も短い21/20に詰まっているため、彼の勝利確率は約49パーセントです。」と述べました。

バイデン氏が4年前には大統領になる可能性が99/1となっていたのに対し、現職は現時点で彼のオッズはそこまで高くないものの2/1（34パーセント）でトランプ氏に引き離されています。

大統領選への賭け

企業によると、2020年の米大統領選では17億ドルもの取引が行われ、2024年の予選にはこれまでに2,200万ドル以上の賭けが行われています。

トランプ氏はニューハンプシャー州での勝利後、ヘイリー氏に対して批判を行い、支持者に対し「彼女は…勝ったというスピーチをしているようだ。彼女は勝っていない。彼女は負けた。」と述べました。

ヘイリー氏のコメント

ヘイリー氏は、コンコードでの選挙活動中に残留する意向を明らかにし、「ニューハンプシャー州は全国で最初に行われる予備選挙です。最後ではありません。このレースはまだ終わっていません。さらに数十の州が残っており、次の州は私の故郷であるサウスカロライナです。」とコメントしました。

彼女はまた、トランプ氏と共に「一つの混乱がもう一つの混乱を修正することはできない」と述べ、「ジョー・バイデン氏の混乱は共和党の混乱で修正することはできない」と付け加えました。

バイデン氏の勝利

バイデン氏は、民主党のニューハンプシャー州予備選挙で得票率67パーセントで勝利し、民主党議員のディーン・フィリップス氏（得票率19パーセント）を抑えました。民主党全国委員会とニューハンプシャー州民主党との間の対立により、支持者は彼の名前を書く必要がありましたが、それにもかかわらず現職大統領はこの勝利を達成しました。全国委員会はニューハンプシャー州予備選挙を南カロライナ州での初の民主党予備選挙に移したため、ニューハンプシャー州民主党はこの決定を無視して1月24日に予備選挙を実施しました。