菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、関東に上陸した台風15号の被害について「災害との関係を調査中の死者1人や転倒による負傷者、家屋の一部破損などの被害の報告を受けている」と語った。
台風15号は関東に上陸した台風としては統計開始以来、最強クラスとなった。菅氏は「倒木や飛来物の影響による鉄道の運行に大幅な乱れ、9日午前10時の時点で約90万戸の停電が発生するなど国民生活への影響が出てている」と説明した。
その上で「政府一丸となって被害状況の把握に努めるとともに、災害応急対策などに全力で取り組んでいる。国や自治体からの最新の情報に注意し、冷静に対応していただきたい」と呼びかけた。