10月17日、俳優・西田敏行さんが死去
10月17日、日本中に衝撃が走りました。国民的俳優として愛された西田敏行さんが、都内の自宅で亡くなったことが明らかになりました。76歳という早すぎる死に、悲しみの声が広がっています。
西田敏行さん
報道によると、西田さんはベッドで冷たくなっているところを発見され、病死とみられています。
幅広い役柄で魅せる、稀代の演技派俳優
1967年に俳優デビューした西田さんは、映画「釣りバカ日誌」シリーズやドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなど、数々の名作に出演してきました。
コミカルな役からシリアスな役まで、幅広い役柄をこなすその演技力は、まさに「稀代の演技派俳優」と呼ぶにふさわしいものでした。2001年からは、人気番組「探偵!ナイトスクープ」の2代目探偵局長を19年間務めるなど、お茶の間の人気者としても活躍しました。
10月8日の公の場が最後
西田さんは10月8日に開催された映画「劇場版ドクターX FINAL」の完成報告会見に出席したのが、公の場での最後の姿となりました。
映画「劇場版ドクターX FINAL」完成報告会見に出席した西田敏行さん
会見では穏やかに笑顔を見せていたものの、終始着席していたことから、一部では体調を心配する声も上がっていました。
近年は病気との闘いも
近年は、2001年に頸椎症性脊髄症、2003年には心筋梗塞を患うなど、病気との闘いが続いていました。2016年には自宅で転倒し頸椎亜脱臼の手術を受けた後、胆のう炎を発症し再手術を受けるなど、度重なる困難に見舞われていました。
それでも、持ち前の明るさとユーモアで周囲を和ませる姿は、多くの人々に勇気を与えてきました。
日本映画界の巨星墜つ
西田さんの訃報に、多くの著名人やファンから悲しみの声が寄せられています。
「日本の映画界、そしてお茶の間を明るく照らし続けてくれた西田さん。その功績はあまりにも偉大です。心よりご冥福をお祈りいたします。」(映画評論家)
日本映画界の巨星墜つ――。西田敏行さんの残した作品の数々は、これからも私たちを笑顔にしてくれることでしょう。