「悪党政治家」こそ日本に必要な起爆剤? 世界を動かす「悪い奴ら」に対抗できるか?

近年、日本の政治は停滞感が否めず、「経済一流、政治三流」どころか、経済の低迷も叫ばれています。少子化対策の遅れ、出生数の減少など、課題は山積しており、テスラCEOのイーロン・マスク氏からも「日本消滅論」が飛び出す始末。

ポスト安倍不在と世界の人材不足

安倍晋三元首相亡き後、自民党だけでなく野党も含め、「この人に任せたい!」と思わせるようなリーダーが不在なのが現状です。これは日本に限った話ではなく、世界的に見ても政治家の高齢化やスキャンダル、SNSでのバッシングなどにより、優秀な人材が政治の世界から遠ざかっているという現状があります。

例えば、アメリカでは2024年の大統領選に、80歳を超えるバイデン大統領と、数々のスキャンダルを抱えるトランプ前大統領が立候補する可能性がありました。両者とも熱狂的な支持層を抱えている一方で、人格や見識に疑問符が付くのも事実です。

世界を席巻する「悪い奴ら」

一方で、世界に目を向けると、プーチン大統領、金正恩総書記、習近平国家主席といった、強権的な政治体制を敷くリーダーたちが存在感を増しています。彼らは国際秩序を揺るがし、自国の利益を最優先に考えた行動をとっています。

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(写真:プーチン大統領、金正恩総書記、習近平国家主席。 GettyImages)

日本に必要なのは「悪党政治家」?

こうした「悪い奴ら」に対抗していくためには、日本も従来の政治の常識にとらわれず、大胆な政策を断行できる強いリーダーシップを持った「悪党政治家」が必要なのかもしれません。もちろん、倫理観や法律を逸脱するような人物であってはなりませんが、「国民のため」という信念を持ち、時には批判を恐れずに決断できる政治家が求められています。

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(写真:日本の未来を担う政治家は? GettyImages)

日本の政治が「三流」から脱却し、再び世界で存在感を示せるかどうかは、次世代のリーダーたちの双肩にかかっています。