【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は18日の記者会見で、死去した俳優の西田敏行さんについて「中日両国の人民がともに好きだった」と述べ、哀悼の意を示した。中国メディアからの質問に答えた。
【写真】昭和53年3月、日本テレビ系「西遊記」の製作発表でポーズを決める猪八戒役の西田敏行さん
西田さんは、日中合作映画「敦煌」や、ドラマ「西遊記」など中国とゆかりのある作品に出演しており、中国でも知られている。
毛氏は、西田さんが生前に日中間の人文交流に積極的に参加したほか、「戦争の歴史を顧みるよう呼び掛けた」などと指摘。「両国人民の友好的な感情増進のために貢献した」と評価した。