2024年10月19日、自民党は次期衆院選に向け、比例代表東北ブロックの名簿を発表し、元グラビアアイドルの森下千里氏の名前が2位に記載されました。森下氏は2021年の衆院選で宮城5区から出馬するも落選、今回は比例単独での出馬となります。
比例2位で当選確実?過去の「食料自給率」発言に再び注目が集まる
森下氏の比例2位という異例の厚遇に、ネット上では賛否両論の声が上がっています。特に注目を集めているのが、2022年1月にYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」に出演した際のひろゆき氏との対談動画です。
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当時、自民党宮城5区支部長だった森下氏と対談するひろゆき氏
当時、自民党宮城5区支部長だった森下氏は、政治家として「食料自給率を上げたい」と発言しました。しかし、ひろゆき氏から「食料自給率」の意味を問われると、明確な答えを返すことができず、議論は混乱。最終的には番組側から助け舟を出される事態となりました。
Xで拡散され炎上状態に 専門知識の欠如を指摘する声も
この対談動画は、今回の衆院選を前にX上で拡散され、再び物議を醸しています。「食料自給率の意味も理解していないのに政策を語るな」「タレントだからではなく、勉強不足が問題」といった批判が殺到し、炎上状態となっています。
今井絵理子議員の「アイドル風写真」炎上も記憶に新しく、自民党への批判も
今回の森下氏の炎上は、先日、今井絵理子参議院議員が議員会館で撮影した「アイドル風写真」が物議を醸した一件と重なり、自民党の議員選考に対する疑問の声も上がっています。
専門家の中には、「今回の森下氏の擁立は、知名度優先で政策や政治家としての資質を軽視しているのではないか」と指摘する声もあります。
有権者は森下氏の成長に期待?今後の動向に注目
森下氏は今回の衆院選に向け、「国民のために全力を尽くす」と意気込みを語っています。しかし、過去の「食料自給率」発言の真意や、政治家としての資質を疑問視する声は根強く残っています。
今後の選挙活動を通じて、森下氏が有権者の疑問や不安を払拭し、信頼を得ることができるのか、注目が集まります.