ホリエモン、NHK党・立花孝志氏逮捕の裏側と今後を語る:兵庫県警の「怒り」が原因か

実業家の堀江貴文氏が、自身のYouTubeチャンネルで、政治団体「NHKから国民を守る党」党首である立花孝志氏の逮捕に関する自身の見解を明かし、大きな注目を集めています。堀江氏は、立花氏の逮捕の背景には兵庫県警の「怒り」があったのではないかと推察しており、その後の展開についても予測を述べています。今回の動画は、立花氏の逮捕をめぐる一連の騒動に、堀江氏ならではの視点から切り込んだ内容となっています。

堀江氏、立花氏の逮捕を「実刑半々」と予測:背景に兵庫県警の怒り?

11月24日に更新された堀江貴文氏(53)のYouTubeチャンネルには、「逮捕に詳しいホリエモンが語る…NHK党・立花孝志さんはこの後どうなる?」と題された動画が公開されました。この動画は、今月14日にオンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」で開催された定例会での、堀江氏と元放送作家の鈴木おさむ氏(53)による対談の模様を収めたものです。鈴木氏が「堀江さんが思うに実刑になりますか?」と質問すると、堀江氏は「半々じゃないですか」と予測し、その背景に警察の「ダブルチェック」の働きがあることに触れつつ、こう私見を述べました。
「あれは恐らく色んな人たちが言ってますけど、兵庫県警を怒らせたのが原因だと思うんですよね」

実業家・堀江貴文氏実業家・堀江貴文氏

立花氏逮捕の経緯と名誉毀損容疑

今月9日に兵庫県警に逮捕された立花孝志容疑者(58)は、今年1月に亡くなった元兵庫県議の竹内英明さん(享年50)に関する虚偽情報を拡散し、名誉を毀損した疑いが持たれています。竹内さんは、昨年11月に行われた兵庫県知事選挙で再選した斎藤元彦知事(48)の内部告発文書問題を調査する百条委員会のメンバーの一人でした。調査期間中、SNSでの誹謗中傷に悩まされていた竹内さんは、選挙直後に「一身上の都合」で議員を辞職しています。

全国紙記者によると、「同選挙に斎藤知事を応援する目的で出馬していた立花氏は、竹内さんの生前に街頭演説で『警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない』と発言したり、亡くなった直後もSNSで『どうも明日逮捕される予定だったそうです』などと投稿したりしていました」。しかし、「竹内さんが捜査対象になっている」という立花氏の発言に対し、兵庫県警の本部長が「全くの事実無根」と異例の声明を発表する事態に至りました。竹内さんの妻は今年6月に立花氏に対して告訴状を提出し、警察が捜査を進めていたと報じられています。

堀江氏が語る「県警の怒り」と「人質司法」の指摘

堀江氏は前述の動画の中で、兵庫県警の本部長が立花氏の発言を否定したことに触れ、「あれ、たぶん怒り狂ってたんですよ」と推察しています。「『お前にそんな情報がくるわけがねぇだろ、この野郎』『ガセ言いやがって』みたいな感じで、カンカンなんですよ」と述べ、「本当にガセだったと思う」とコメントしました。
さらに堀江氏は、「たぶん立花さんに情報提供した人がガセを掴まされたんでしょうね」とも語り、「それをそのまま素直に言っちゃったらガセだったっていうので、県警が怒っちゃって『あいつ何とかしてやろう』みたいになって」と解説。また、立花氏の逮捕についても、被疑者や被告人が罪を認めなければ身柄拘束が続く「人質司法」を主張していたことにも言及しました。

勾留期間延長、今後の展開に注目

立花氏は逮捕翌日に送検され、現在勾留中です。19日には神戸地検の請求が認められ、勾留期間が29日まで延長されたことが各メディアで報じられています。堀江氏の経験に基づく冷静かつ鋭い分析は、今回の立花氏逮捕事件の背景を読み解く上で、多くの人々に新たな視点を提供しています。今後の捜査の進展と、立花氏の処分、そして堀江氏の予測が現実となるのか、引き続き注目が集まります。