「男性は遊んで、女性は働く」中国奥地の“ナゾの村” 立山特派員がみた不思議な家族のカタチ【クレイジージャーニー】


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そうした少数民族の1つに、「世界唯一の女系民族」と呼ばれる民族があるという。いったいどんな暮らしをしているのか、JNN北京支局長・立山芽以子特派員が現地を取材した。

■「男の人たちはヒモらしい」

立山特派員
「今回はモソ族の取材に行きます。(多くの人のイメージは)男の人が家とか財産を継ぐという感じだと思う。そうじゃなくて、全部女の人が家の事をやる」

1500年以上に渡って女性が家長を務めてきた、世界でも数少ない母系社会の「モソ」。ちなみに男性は…

立山特派員
「モソの男の人たちはどうやらヒモらしい。女性は働き者、男は遊んで暮らす。しかも男の人は、一緒に住まないで女の人の家に通ってくる『通い婚』の民族」

男性は遊んで、女性は働く。さらに、結婚という概念もない独自のスタイルを貫く、謎多き民族。そのリアルな暮らしとは?

立山特派員
「モソの村に入るのに、チケットを買わないといけないみたい。完全に観光地化してる、全然秘境じゃない」

実は中国では、1980年代から少数民族を観光資源とした事業が広がり、ここ10年でモソにもその波が押し寄せたという。

立山特派員
「確かに道路とか、空港とかちゃんと整備されたのも10年前くらい。モソはもういないのかも」

“中国あるある”で伝統が失われていないか…果たして。

美しい湖のほとりにあるモソ族の村。約5万人が暮らしているという。

立山特派員
「この辺に建っているのは全部民宿です。見てください、ステキなコーヒーショップ。こんなの北京にもない。大体、補助金とかもらって観光地に入ってきて、開発するのは漢族の人がどこのエリアも多いのかな」

中国の人口の9割以上を占めるのが漢族で、少数民族の土地を観光開発しているのも、その漢族が中心だという。



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