紀藤正樹弁護士は20日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏がこの日放送されたフジテレビ系の報道番組を欠席したことについて、私見をつづった。
「本来公党の元顧問の橋下氏の中立性につき放送上の疑義があり当然の措置だと思います。ただちんと説明すべきです。弁護士は顧問をやめても刑法上の守秘義務があります(原文ママ)」と投稿した。
橋下氏が欠席したのは、レギュラーコメンテーターを務める「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時半)。番組冒頭で、キャスターを務める同局の梅津弥英子アナウンサーが「橋下徹さんはお休みです」と断り、番組に入った。欠席の理由については特に触れられなかった。
この日は、衆院選(27日投開票)で訴える政策をめぐり、与野党7党の幹事長による生討論が放送された。橋下氏は、与野党7党の党首らが出演し生討論した先週10月13日の放送には出演していた。
橋下氏はかつて、13日もこの日も幹部が出演した日本維新の会の代表を務めた。大阪市長時代の2015年、大阪都構想住民投票否決を受けて同年末の任期満了をもって退任し政界を引退したが、その後も、一時期、日本維新の会や大阪維新の会の法律顧問や法律政策顧問を務めていた。