ウェルネスとーく
岡崎友紀さんといえば、テレビドラマ「おくさまは18歳」でのかわいらしい姿が目にうかびます。ドラマに司会にひっぱりだこだった国民的アイドルも、今や70歳を超えました。最近、人工股関節の手術を受けたそうですが、今も変わらず元気いっぱいです。(聞き手・斎藤雄介)
8歳で初舞台、レジェンドたちと共演
――「おくさまは18歳」は1970年ですね。あのとき、実はまだ18歳になっていなかったんじゃないですか。
最初は17歳、最後のころは18歳になっていましたね。
――今見ると、岡崎さんの体の動かし方や表情に躍動感があって、心がわきたちます。それまでに積み上げてきたものがあったんでしょうね。
8歳のときから舞台に出ていたから。素晴らしいレジェンドの方たち、宮城まり子さんや森繁久彌さんと一緒に舞台やテレビをやらせていただきました。ミュージカルなどで培ったことを、「おくさまは18歳」で生かすことができたと思います。
人工股関節の手術を受ける
――その岡崎さんも71歳。最近、「なんたって70歳!」というエッセー集を出されました。それによると人工股関節の手術を受けられたそうですね。
右脚の股関節は2022年8~9月、左脚は12月に手術を受けました。最近は左右いっぺんにやるケースも多いようですが、先生が「両方一緒に人工股関節にしちゃうと両方に負担がかかってしまうので、片方ずつのほうが楽だよ」と勧めてくれました。
――いつごろから股関節に不自由を感じていらっしゃったんですか。
40代のころ、運転していて体が固まっちゃったとき、脚を動かすと股関節あたりで骨がずれたような音がするようになりました。パッキーンっと。これがなんかね、非常に気持ちがいい、何か解放された感じ(笑)。それがたぶん始まりだったんじゃないかなっていう気が今になってしますね。喜んでちゃいけなかったんだ。
左膝がすごい冷たくなったりすることもあって、病院に行きました。でも、お医者さんも「それだけ体が動くんだったら、大したことじゃない」みたいにおっしゃったんですよ。
40代最後のころ、ダンスシーンの多いミュージカルに出演しました。仕事の中では、踊りが一番好きですから、楽しみながら一生懸命やっていたんですけど、どうにも脚の角度がうまくいかない。ふだんはここまで脚が上がるのが、どうしても、止まってしまう。そういう不具合。
振付家の山田卓先生に「すいません、私ちょっと具合悪いから、この動きじゃないターンにしていただけますか」などと相談しました。
そのダンスシーンは、見た目は見事にいったんですが、自分としてはかなりの不具合を感じていました。気合で治るんじゃないかと思ったんですけど、どんどん悪くなっていきました。