百田尚樹氏「消費税5%に」、河村たかし氏「市議は世界最高給取りダンサー」…日本保守党が名古屋で初の街頭演説

秋の衆院選に向け、政治団体「日本保守党」が活発な動きを見せています。20日には、党代表の百田尚樹氏と、同党から愛知1区に出馬予定の河村たかし前名古屋市長が名古屋市内で初の街頭演説を行いました。

百田氏、消費税減税を熱弁!名古屋市の成功例を日本全体へ

久屋大通公園に集まった約300人の聴衆を前に、百田氏は「減税」の重要性を訴えました。名古屋市長時代に河村氏が住民税減税と引き換えに自身の給与を3分の1に、退職金を全額辞退した実績を紹介。その結果、市民の消費活動が活発化し、名古屋市の税収が向上したことを強調しました。

そして、「我々が国会に行けば、絶対に消費税を下げる。10%から8%に下げる。さらに5%に下げる」と力強く宣言。「そうすると皆さんの消費活動が活発になる。名古屋で起こっていることが日本全体で起こる」と熱弁を振るいました。

河村氏、日本保守党を「死に場所」と宣言!?議員報酬にも持論

続いてマイクを握った河村氏は、日本保守党を自らの「死に場所」と表現。「ワシも日本新党、新進党、民主党か。“河村さんもようけ政党を変える”て、俺が変わったんやない、政党が無くなったんだよお」と過去の政党遍歴を振り返りました。

百田尚樹氏「消費税5%に」、河村たかし氏「市議は世界最高給取りダンサー」…日本保守党が名古屋で初の街頭演説

これには百田氏も「ちょっとドキッとしたんですよ。河村さんがおった党は全て無くなるという。日本保守党が無くなる前に河村さんに先に亡くなってもらわんと」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘っていました。

さらに河村氏は、地方議員の給与の高さにも言及。「名古屋の市議会議員は手当を入れると年収2000万あります。皆さんの中で2000万以上ある人あるか?どうも顔見てるとなさそうだなこれ」と聴衆に語りかけます。

そして、「市議会議員さんたちもこの道で盆踊りやっとるわな。“俺らも夜遅くまで盆踊りで大変だい”と。夕方5時から6時7時まで2、3会場回るわけだ。ほんで年収2000万貰えるわけだ。年収2000万もあるダンサーなんていませんよ?フランスのムーラン・ルージュ、アメリカのブロードウェイのダンサーでも、夕方2時間踊って年収2000万、そんなんあるわけないやろがい。世界最高給取りのダンサーが、日本の市議会議員です」と独特の言い回しで、会場を沸かせました。

今回の街頭演説は、日本保守党の存在感を示すとともに、百田氏、河村氏の両氏の人柄が垣間見える場面もありました。今後の選挙活動の行方が注目されます。