元内閣官房参与で経済学者、数量政策学者、嘉悦大教授の高橋洋一氏が21日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。27日に投開票の第50回衆院選について言及した。
自民党派閥裏金事件を受けた政治改革や、物価高を克服する経済対策などを争点として与野党が対決。現時点の集計で、1300人超が立候補を予定し、小選挙区289、比例代表176の計465議席を巡って争う。
石破茂首相(自民党総裁)と公明党の石井啓一代表は勝敗ラインを自公両党で過半数(233議席)獲得と位置づけた。自民の公示前勢力は256で、24議席失うと単独過半数割れとなる。
公明は公示前勢力32の維持が目標。立憲民主党の野田佳彦代表は自公の過半数割れと比較第1党を目指す。
高橋氏は、自公過半数割れの確率について「私は全部、確率で出すんです。私のは、世論調査じゃないから、客観的なもので出すから結構当たるんだけどね。今の段階で50%ちょっとで自公は過半数割れをしないかも知れない。52、53%です」と現時点では、過半数割れしない確率の方が高いとの分析結果を明かした。
そのうえで「でも、(確率は)動くから分かんないです。天気、投票率によってちょっと変わるんで。それで若者がちょっと増えるから。それで違うから読めないですよ」「今の段階でね、統計だから正直言ってブレがあるから、それで考えるとこんなもんです」と付け加えていた。