早稲田大学合格という目標を掲げ、2年間の浪人生活を送った川岸建太さん。そこには、周囲との葛藤や、自分自身と向き合う日々がありました。今回は、川岸さんが浪人生活で得たもの、そして早稲田大学合格までの道のりについて詳しくお聞きしました。
妹の存在と葛藤の日々
三重県出身の川岸さんは、1歳年下の妹さんと常に比較されて育ちました。小学校時代から優秀な成績を収めていた妹さんに対し、川岸さんは「妹と比べるな」という思いを抱えていました。
高校受験では、地元の進学校である松阪高等学校を志望。しかし、周囲の期待に応えたいという気持ちとは裏腹に、勉強に対するモチベーションが上がらず、思うように成績は伸びませんでした。
浪人生活と早稲田大学への挑戦
そして迎えた大学受験。第一志望の早稲田大学教育学部には、現役生の時はもちろん、1浪目の受験でも失敗してしまいます。一方で、1歳年下の妹さんは現役で早稲田大学に合格。焦りと劣等感は、日に日に大きくなっていきました。
周囲からは「もう諦めたら?」という声も聞こえ始めましたが、川岸さんの心の中には、どうしても諦めきれない思いがありました。「ここで諦めたら、一生後悔する」。そう決意し、2浪目に向けて動き始めます。
川岸さんが浪人時代に勉強に使っていた参考書
浪人生活で得たもの、そして早稲田大学合格へ
2浪目は、これまで以上に勉強に集中できる環境を求め、予備校に通い始めます。1日10時間以上の勉強は当たり前。苦手な科目にも積極的に取り組み、弱点を克服していきました。
努力の甲斐あって、模試の成績も徐々に上昇。そして迎えた2度目の早稲田大学受験。見事、第一志望の教育学部に合格を果たしました。
2年間の浪人生活は、決して楽な道のりではありませんでした。しかし、その経験を通して川岸さんは、真の努力の大切さ、そして諦めないことの重要性を学びました。
現在の川岸さんと未来へ向けて
現在、株式会社Syncで働く川岸さん。浪人時代で培った忍耐力と努力する姿勢は、社会人となった今でも活かされていると言います。
「あの時、諦めずに挑戦して本当によかった」。
川岸さんの言葉からは、浪人生活を乗り越えたからこその自信と、未来へ向かう力強い意志が感じられました。
この記事を読んだあなたも、ぜひ夢に向かって挑戦してみてください!