イスラエル、ヒズボラ関連の金融機関を空爆 作戦強化


[21日 ロイター] – イスラエル軍はレバノンの親イラン武装組織ヒズボラとの関連が疑われる金融機関アルカード・アルハッサン協会の複数の支部に対する空爆を行い、対ヒズボラ作戦を一段と強化した。

アルカード・アルハッサンはヒズボラが資金管理に利用していると米国が指摘している組織で、レバノン全土に30以上の支部を持ち、そのうち15カ所はベイルート中心部とその近郊の人口密集地にある。攻撃に先立ち、イスラエル軍は住民に直ちに避難するよう指示していた。

攻撃を受けたレバノン南部のアルカード・アルハッサンの支部周辺には、がれきや割れたガラスのほか、書類などが散乱。21日現在、アルカード・アルハッサン、ヒズボラ、レバノン政府はコメントを出していない。

アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長はベイルートで記者団に対し、レバノンでの即時停戦が優先事項だと述べ、イスラエルにレバノン領土からの迅速な撤退を求めた。ヒズボラを壊滅させることは可能かとの質問に対しては「思想を壊滅させることはできない」と述べた。



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