【韓国】人に感染する鳥インフルエンザ「H5N1型」を国内で初確認、致死率は50%超

世界中で猛威を振るう鳥インフルエンザ、韓国でも警戒強まる

秋の深まりと共に美味しいものが増える季節ですが、韓国では心配なニュースが飛び込んできました。なんと、世界的に流行している鳥インフルエンザの中でも、人に感染する可能性のある高病原性ウイルス「H5N1型」が国内で初めて確認されたのです。

致死率50%超!「H5N1型」とは?

鳥インフルエンザは、その病原性によって高病原性、低病原性、非病原性に分類されます。今回、韓国で発見された「H5N1型」は、鳥類はもちろん、哺乳類にも感染し、最悪の場合、人への感染も引き起こす可能性のある、非常に危険なウイルスです。

過去には、鳥類から家禽類、そして野生の鳥や哺乳類への感染は確認されていましたが、人への感染は確認されていませんでした。しかし近年、世界中でこの「H5N1型」ウイルスが急速に広がっており、人への感染事例も増加傾向にあります。

国立釜山検疫所の資料によると、2003年から2022年10月までの間に、世界18カ国で868人が「H5N1型」ウイルスに感染し、そのうち456人が亡くなっています。なんと、致死率は52.5%にも上ります。

韓国での感染状況は?

今回、韓国で「H5N1型」ウイルスが確認されたのは、京畿道龍仁市処仁区白岩面の清渼川で捕獲されたオシドリ1羽です。国立野生動物疾病管理院が14日に行った精密検査の結果、陽性反応が出ました。韓国で「H5N1型」ウイルスが確認されたのは、今年の冬期(今年9月から来年4月)に入ってから初めてです。

韓国・京畿道龍仁市白岩面清渼川一帯での防疫作業の様子韓国・京畿道龍仁市白岩面清渼川一帯での防疫作業の様子

韓国では過去に、猫の保護施設で、猫が鳥インフルエンザに感染した冷凍鶏肉を食べて死亡した事例も報告されています。

専門家の見解は?

鳥インフルエンザの専門家である〇〇先生は、「H5N1型」ウイルスは変異を繰り返しており、今後も鳥類だけでなく、哺乳類、そして人への感染拡大の可能性は十分に考えられると警鐘を鳴らしています。

私たちにできること

「H5N1型」ウイルスは、感染した鳥の糞便や唾液などに触れることで感染する可能性があります。感染予防のためには、野鳥との接触を避け、鳥がいる場所へ行く際にはマスクを着用するなどの対策が必要です。また、鳥肉や卵は十分に加熱してから食べるようにしましょう。

最新情報に注意!

鳥インフルエンザの感染状況は日々変化しています。韓国政府や関係機関が発信する最新情報に注意し、適切な予防対策を心がけましょう。