【AFP=時事】ロシア大統領府は21日、モルドバの大統領選挙と欧州連合(EU)加盟に関する国民投票の票数に「異常」があると主張した。また、モルドバ大統領が主張する、外国による選挙への干渉を「証明」するよう求めた。
ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は、EU加盟に賛成する票とマイア・サンドゥ(Maia Sandu)大統領を支持する票の両方が「伸びた」と述べた。
また、モルドバ政府の「外国による干渉」があったとの主張は「非常に深刻」なものであり、サンドゥ大統領は「証拠を提示しなければならない」と指摘した。
開票率99%を超えた時点で、EU加盟への賛成票は反対票をわずか8000票ほど上回る50.28%だった。
サンドゥ氏は大統領選で何とか首位に立ったものの、親ロシア派の社会党の支援を受けている元検事総長のアレクサンドル・ストイアノグロ(Alexandr Stoianoglo)氏との決選投票では厳しい展開が予想される。【翻訳編集】 AFPBB News