〈“裏金候補”47%が当選有力〉非公認でも不記載2000万超え議員、党員資格停止中の元大臣が「当選確実」…衆院選最終予測「当落リスト」から見える現実


【画像】不記載額は2954万円!二階俊博氏に次ぐ堂々の第2位で処分を受けた元医師は…

 選挙情勢、選挙予想……いろんな形式で多くの情勢分析が盛んに行われている10月27日投開票の衆院選がいよいよ終盤戦を迎えている。今回の選挙戦は、昨年発覚した裏金問題以降、自民党が初めて国民の審判を受けることになる。

 では、派閥からキックバックを受けたり、パーティ収入の一部を収支報告書に記載していなかった、“裏金議員”の当落はどうなるのか。「 週刊文春 」では、政治広報システム研究所代表の久保田正志氏とともに、緊急当落予測を行った。

裏金議員の半数以上が「劣勢」以下の評価

 そのうちの1人が、不記載額が1860万円と大台を記録した、埼玉6区の中根一幸元外務副大臣(55)。今年4月には、半年間の党役職停止処分を受けた旧安倍派議員は、当選5回のうち、4度比例復活で当選するなど自民党の看板に救われ続けてきた。今回は非公認の扱いを受け、当初のC-(やや劣勢)評価から無印(苦戦)評価となるなど厳しい戦いを強いられている。非公認のため、比例復活も見込めず、背水の陣だ。

公明党からの推薦で当選確実な議員も…

 裏金問題で戒告の処分を受けた柴山昌彦元文科相(埼玉8区)、大塚拓元財務副大臣(埼玉9区)、離党した旧安倍派幹部・世耕弘成元経産相(和歌山2区)や6カ月間の党員資格停止処分を受けた高木毅元国対委員長(福井2区)らの明暗は――。

「 週刊文春 電子版 」で配信中の289小選挙区「完全予測」では、裏金候補たちの当落予測など、289小選挙区すべての当落予測を読むことができる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年10月31日号



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