中国インド首脳、関係修復へ会談 5年ぶり、軍事衝突後初


 中国には、日米豪印の協力枠組み「クアッド」など米国や日本と安全保障協力を強めるインドに接近し、対中包囲網構築の動きにくさびを打つ狙いがあるとみられる。一方、インドはさらなる経済活性化のため、中国からの投資を呼び込みたい考えだ。両首脳は主要新興国で構成するBRICS首脳会議出席のため、カザンを訪問した。

 インド外務省は21日、中国との間で国境係争地に関するパトロールの取り決めについて合意したと発表し、緊張緩和の兆しが出ていた。

 両国軍は20年、インド北部ラダック地方の係争地で衝突した。インド側20人、中国側4人の死者が出て関係が悪化し、首脳会談は途絶えていた。



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