オバマ氏のラップに聴衆歓喜。エミネムの前で「ルーズ・ユアセルフ」を披露。「手は汗ばみ膝はガクガクだ」


【動画】これがオバマ氏のラップ。エミネムの「Lose Yourself(ルーズ・ユアセルフ)」を披露

10月22日にミシガン州デトロイトで開かれたこの選挙集会には、デトロイト育ちでこれまで複数の楽曲でトランプ氏を批判しているエミネム氏も参加。

「この選挙ではこれまで以上に私たちに注目が集まっている。だからこそ、声をあげるのが大切だ。だからみんなに投票に行ってほしい」と参加者に呼びかけた。

ハリス氏のライバルで共和党候補のトランプ氏は10月、FOXのインタビューで選挙後に暴動が起きた場合の対処を聞かれ、「最大の問題は内部の敵」で「過激で頭のおかしい左翼」などを軍隊を使って制圧すべきと主張している。

エミネム氏は22日の集会で、「自分の意見を表明するのを恐れるようなことがあってはいけないと思う」と言論などの自由が守られる社会を訴えた。

「誰も、自分の意見を言ったら報復される、何かされると心配するようなアメリカを望んでいない」

「ハリス副大統領は、この国でそういったものを含めて多くの自由が守られ、維持される未来にしようとしていると思う」

エミネム氏のスピーチに続いて登壇したのがオバマ氏だ。

オバマ氏はエミネム氏とハグした後、「これまで多くの集会に出てきたので、いつもは緊張しないのですが、エミネムの後に話すのはなんとも言えない気持ちがした」と語り、その気持ちを「Lose Yourself(ルーズ・ユアセルフ)」の歌詞で伝えた。

「手が汗ばんでいる。膝はガクガクして、腕は重い。セーターに吐いた跡、ママのスパゲッティだ。緊張しているけど、落ち着いてるように見せかけ、ぶちかます準備はできている。けど、どんどん忘れてしまう!」

オバマ氏は歓声の中で、ダンダンダンダン…とメロディーも口ずさみ、「エミネムがパフォーマンスをすると思っていた」と冗談を言った。

ミシガンは、大統領選挙を左右する激戦州の一つで、ハリス氏とトランプ氏の支持が拮抗している。

同州出身の映画監督マイケル・ムーア氏は10月、ミシガンには20~30万人のアラブ系やイスラム教徒の有権者がおり、ハリス氏がパレスチナ・ガザでの紛争に関してバイデン政権と変わらない姿勢を取っていることが、選挙結果に不利に働く可能性があるという考えを示している。



Source link