中国で登校中の母子切り付け 浙江省・寧波、50代男拘束 子ども狙う事件相次ぐ


【写真】中国人男性が深圳日本人学校の校門前に手向けた花束には「私たちはみな罪人だ」と書かれていた

 中国メディアによると、22日午前6時半過ぎ、寧波で50歳の男が登校中の母子を切り付けた。地元当局が現場で男の身柄を確保し、事件の経緯を調べている。在上海日本総領事館によると、日本人が被害に遭ったという情報はないという。

 江蘇省蘇州では6月にスクールバスを待っていた日本人の母子と案内係の中国人女性が刃物で襲われて死傷。9月には広東省深圳で登校中の日本人の男児(10)が路上で刺殺された。今月8日には広東省広州の小学校近くで児童2人を含む3人が切り付けられる事件が起きている。容疑者はいずれも40~60代の男で拘束されている。

 寧波の事件後、中国の交流サイト(SNS)には「外を歩くのが怖い」といった書き込みが相次いだ。中国では深刻な不況で雇用環境が悪化し、社会に不満がたまっているとされる。中国のメディア関係者は「社会の不満が子どもに向けられている可能性は否定できない」と話した。



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