大谷「50-50」ホームランボール、439万2000ドルで落札されたが…お金を受け取る主人、いまだ決まらず


【写真】大谷の50号本塁打ボールを見せる観客

米国ヤフースポーツは23日(日本時間)、米国オークションハウス「ゴールディン」の競売で、大谷のシーズン50号ホームランボールが439万2000ドル(約6億3700万円)で落札されたと伝えた。純粋競売価格は360万ドルで、残りは競売手数料だという。

入札の締切時間はこの日午前11時に予定されていたが、大谷ホームランボールを自分のものにしようと激しい競争が繰り広げられ、結局この日午後1時26分ごろに終了した。

この金額は従来のホームランボール最高額だったマーク・マグワイアのシーズン70号ホームランボールの価格(300万5000ドル)を超えた金額だ。

先月28日、50万ドルで始まった競売は終了2日前までは210万ドル水準に留まって終盤に入札が殺到して価格が上昇した。

大谷は先月20日、米国フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで開かれた2024MLBマイアミ・マーリンズとのビジターゲームで1番指名打者として先発出場し、7-3でリードしていた6回表の攻撃で49号を放ち、12-3に点差を広げた7回表の攻撃で50号を記録した。その前の打席で50盗塁を達成した大谷は、このホームランでMLBで初めて「50本塁打・50盗塁」クラブに加入した。

その後もホームランと盗塁の記録に挑戦し続け、今年正規シーズンを54本塁打-59盗塁で終えた。

歴史的な競売は終わったが、このお金を受け取る最終的な持ち主はまだ決まっていない。

このボールをキャッチしようと観覧席にいた約10人が競い合い、ある男性がテーブルの下に落ちたボールを拾った。このボールは観覧席で先にキャッチしたと主張する人と現在の所有主との間で、所有権を巡って訴訟が行われている。

ゴールディンは法廷争いが進められている最中にもかかわらず競売をそのまま進めて、ボールの所有権が誰にあるかはまだ判決が下されていない。

彼らはドジャース球団から30万ドルでボールを売ってほしいと提案を受けたが応じなかったという。



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