秋晴れが広がる10月某日、東京都八王子駅前に、普段とは異なる緊張感が漂っていました。自民党の公認を得られず、無所属で衆議院選挙に挑む萩生田光一候補の街頭演説が行われるこの場所には、2時間前の段階ですでに多くの警察官の姿がありました。
厳重な警備体制:物々しい雰囲気に包まれた現場
今回の選挙戦、萩生田氏は自民党公認候補ではありません。しかし、会場周辺は異様な雰囲気に包まれていました。
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宣伝カーが停車する予定地には、聴衆との間に約10メートルの空間が設けられ、頑丈な金属製の柵が設置されていました。以前の街頭演説に比べて、明らかに警備が強化されています。
この背景には、安倍晋三元首相の銃撃事件や岸田文雄前首相(当時)への襲撃未遂事件、そして記憶に新しい小池百合子東京都知事の選挙活動中のトラブルなど、相次ぐ事件の影響が色濃く反映されていることは間違いありません。
実際、この街頭演説の2日後には、自民党本部への火炎瓶投てき事件や、首相官邸への車両突入事件が発生。警察当局の危機感は、日増しに高まっていると言えるでしょう。
ドッグポリスも出動!徹底した安全確保
会場周辺では、警察官による物々しい警備体制が敷かれていました。
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私服警官による所持品検査や身体チェックが行われ、私はカメラバッグの中身や財布の中身まで確認されました。さらに、探知機を使った入念なチェックも行われました。
「最近、街頭演説における警備が厳しくなった」と感じているのは、私だけではないでしょう。
高市早苗氏の応援演説:無所属の萩生田氏を激励
今回の街頭演説には、自民党総裁選で石破茂現首相と激闘を繰り広げた高市早苗氏が駆けつけました。
会場には、萩生田氏や高市氏の演説に耳を傾けようとする多くの聴衆が集まりました。
今回の選挙戦、無所属という立場で戦う萩生田氏にとって、自民党の重鎮である高市氏の応援は大きな力になるでしょう。
まとめ:厳戒態勢の中、熱気あふれる演説が展開
厳戒態勢が敷かれた八王子駅前での萩生田氏の街頭演説は、高市氏の応援演説もあり、大きな盛り上がりを見せました。
今回の選挙戦は、日本の未来を占う重要な選挙です。有権者一人ひとりが、候補者の政策や主張をよく吟味し、未来への一票を投じることが求められています。