ウクライナ国防省の情報総局は25日、ロシア南西部クルスク州で、北朝鮮兵を受け入れるロシア軍部隊の通信を傍受したとする記録をSNSで公表した。ロシア兵が北朝鮮兵を必ずしも歓迎していない様子がうかがえる。
情報総局によると、北朝鮮部隊のコードネームは「大隊K」。北朝鮮兵30人につきロシア兵3人と通訳1人が配置される予定という。ウクライナ側はロシア入りした北朝鮮兵を1万2千人と見積もっており、400人の通訳が必要な計算になる。
公開された音声の一つでは、ロシア兵と思われる人物がロシア語で北朝鮮兵への翻訳について話し、「前進せよ、全員殺せ」と笑いながら語る場面もある。
朝日新聞社