「紀州のドン・ファン」として知られる資産家、野崎幸助氏の謎の死から5年。世間を騒がせたこの事件の裁判で、10月15日、ひとりの証言が注目を集めました。それは、野崎氏が経営する酒類販売会社「アプリコ」の番頭、通称“マコやん”の証言です。
5年ぶりの再会:病的なまでの変わりように衝撃
5年ぶりに法廷で須藤早貴被告と対面したマコやんは、その変わりように驚きを隠せない様子でした。マスク越しではありましたが、以前の面影はなく、まるで別人のようにやつれてしまっていたといいます。
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事件の概要:謎に包まれた資産家の死
2018年5月24日、和歌山県田辺市の自宅で野崎氏が遺体で発見されました。死因は覚醒剤の大量摂取によるものでした。当時77歳。55歳年下の早貴被告と結婚したばかりの出来事でした。
野崎氏は、かつて東京で貸金業を営み巨万の富を築いた人物。その豪快な生活ぶりはメディアでも度々取り上げられ、「紀州のドン・ファン」の異名で知られていました。晩年は、故郷の和歌山県田辺市に戻り、酒類販売会社「アプリコ」を経営していました。
アプリコと従業員たち:事件後の衝撃
野崎氏の突然の死は、従業員6名という小規模な会社「アプリコ」に大きな衝撃を与えました。警察は、事件の関係者を徹底的に洗い出すため、従業員全員から指紋採取、口腔内の粘膜採取、尿検査まで実施。特に、野崎氏の信頼が厚く、実質的なナンバー2と目されていたマコやんには、長時間にわたる事情聴取が行われました。
マコやんの証言:信頼できる人物の視点
マコやんは、野崎氏の運転手を務めるなど、公私にわたり長年仕えてきた人物。事件後も、警察からの厳しい追及にも動じることなく、冷静かつ誠実に対応したと言われています。早貴被告との結婚生活についても、身近で見守ってきたマコやんの証言は、事件の真相解明に向けて重要なカギを握るとされています。
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注目集まる裁判の行方
2018年5月に発生した「紀州のドン・ファン殺人事件」。多くの謎を残したまま、事件は裁判へと移りました。マコやんの証言は、事件の真相究明に向けて、重要な判断材料となるでしょう. 裁判の行方が注目されます。