「丸川珠代」をいじったテレ朝、「石丸伸二」参戦のフジ、「池上彰」不在のテレ東…テレビマンが見た民放「選挙特番」の勝者


【写真10枚】「そりゃ落選するわ」「2人で1800万円以上の不記載って……」夫婦ともに戒告処分を受けた、“丸川珠代”夫とのツーショット写真 仲むつまじく手をつなぐ様子も

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 2位以下の選挙特番の世帯視聴率は以下のように報じられた。

●日テレ「zero選挙」19時58分~21時【8・7%】
●フジテレビ「LIVE選挙サンデー超速報SP」21時~【8・3%】
●TBS「緊急W中継 日本シリーズ×選挙の日」18時3分~21時32分【6・9%】
●テレビ東京「集まれ! 選挙ライブ」19時50分~20時【3・7%】

 民放プロデューサーは言う。

「実は個人視聴率で見ると、テレ朝が5・7%に対し日テレは6・0%。さらに、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)で見ると、Wスコアに近い数字で日テレが上でした。いかにテレ朝が若い視聴者に見られていないかを示す結果となったのです」

日テレが自滅? 

「大越健介キャスターが『エレク!』と話しかけたりしていましたが、あまり効果はなかったようです」

 その代わり、番組の冒頭、真っ先に速報したのが元テレ朝のアナウンサーで自民党候補の丸川珠代氏の落選で、『報道ステーション』の“熱盛”よろしく裏金を意味する“裏”の烙印を彼女の名前に押していた。

「思い切ったことをしましたね。それが功を奏したのか、与党過半数割れという大勢が決し、開票速報から各党首脳陣への中継インタビューへと変わる21時以降は様相が一変しました。テレ朝の第2部の世帯視聴率は9・7%(個人5・6%)と安定していましたが、ライバルの日テレは6・4%(個人3・9%)と失速したのです」

 どういうことだろうか。

「日テレはメインMCの藤井貴彦アナが『開票速報をzero選挙史上、最大のボリュームでお伝えします』と言っていましたが、櫻井翔とのコンビで淡々と開票速報を伝えるばかりで地味でした。インタビューも櫻井が日本保守党から出馬して当選した河村たかし氏にツッコまれてしどろもどろになるなど、選挙特番としての面白味も足りなかった。日テレも裏金候補に“ウラ金”マークを入れていましたが、“裏”の烙印のほうがわかりやすかったかもしれません」

 時刻が遅くなるにつれ勢いを増したのがフジだったという。



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