【10月29日 KOREA WAVE】韓国の工場で8月、勤務中に会社員(62)が工場長と口論の末に倒れ、その後死亡する事件があった。その際、工場長が救助せずに現場を立ち去ったことが明らかになり、物議を醸している。
死亡した会社員の息子によると、工場長と父親は20~30年来の友人で、2016年から同じ職場で働いていた。
工場長は「倒れたのを見ていない」と主張していたが、後に防犯カメラ映像を確認し、「足に引っかかって転んだと思った」と言葉を変えた。一方の息子は「映像を見れば転倒によるものではないのは明らかだ」と反論。工場長が遺族と一切の連絡を断っていることに怒りを示した。
工場長が父親を助けずに立ち去ったことについて、息子は「親友でありながら無関心な行動で許せない。適切な対応があれば父は助かったかもしれない」と語った。
警察から「病死」の見解を受けたが、家族は心身共に苦しんでおり、工場長を遺棄致死罪で告訴したという。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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