在日英国大使館のレベンドールー臨時代理大使は7日、都内で産経新聞などの取材に応じ、英海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を旗艦とする空母打撃群が夏頃に日本に寄港することについて、「インド太平洋地域の安全保障に対する英国のコミットメント(関与)を示すものだ」と述べた。台湾周辺や南シナ海で威圧行動を繰り返す中国を牽制(けんせい)する狙いがある。
防衛省によると、日本への寄港は8~9月の予定。英国が空母打撃群を日本に派遣するのは、2021年9月以来2度目となる。
英海軍は日本に寄港し、自衛隊との共同演習に参加する。レベンドールー氏は、日英の防衛協力を深め、共同演習を通じて相互運用性を高めたい考えを示した。(岡田美月)