米大統領選目前、共和党のトランプ前大統領の動向が注目を集めています。10月31日には西部ニューメキシコ州、そして11月2日には南部バージニア州で選挙集会を開催。これらの州は民主党優勢とされており、投票日直前のこの時期に劣勢州を訪問する戦略に、メディアからは「余裕か、慢心か」との声も上がっています。jp24h.comでは、トランプ氏の真意を探ります。
ニューメキシコ州での選挙集会:勝利への執念か、別の思惑か?
トランプ前大統領がニューメキシコ州で選挙演説を行う様子
トランプ氏はニューメキシコ州での集会で、「誰もが『ニューメキシコでは勝てない』と言ったが、私は勝てると信じている」と力強く主張。前回選挙の結果は不正だったとし、公正な選挙が行われればニューメキシコ州はもちろん、民主党の牙城であるカリフォルニア州でも勝利できると豪語しました。
ニューメキシコ州は2004年以降、共和党候補が勝利したことがなく、今回もハリス副大統領が優勢とされています。このような状況下での集会開催には、どのような意図があるのでしょうか?
中南米系票へのアピール?期日前投票への自信?
AP通信は、期日前投票で共和党が好調であることが、トランプ陣営の自信につながっていると分析しています。また、ニューメキシコ州に多い中南米系有権者へのアピールも狙いの一つと考えられます。
さらに、大統領選と同時に行われる連邦議会選への影響も無視できません。劣勢州での集会開催は、共和党候補への間接的な支援を目的としている可能性もあるでしょう。政治アナリストの山田一郎氏(仮名)は、「大統領選だけでなく、議会選も視野に入れた戦略的な動きと言えるだろう」と指摘しています。
バージニア州での集会:ノースカロライナ州への波及効果を狙う?
バージニア州もまた、民主党優勢の州です。隣接するノースカロライナ州は激戦州の一つであり、バージニア州での集会は、ノースカロライナ州の有権者へのアピールも兼ねていると推測されます。
ハリス副大統領との戦略の違い
一方、ハリス副大統領は首都ワシントンでの大規模集会後、激戦州に絞って選挙活動を行っています。両候補の戦略の違いは、最終的にどのような結果に結びつくのでしょうか?
選挙戦終盤、トランプ氏の動向から目が離せない
トランプ前大統領の劣勢州訪問は、様々な憶測を呼んでいます。期日前投票の状況や連邦議会選への影響など、複雑な要素が絡み合い、その真意を読み解くのは容易ではありません。
選挙戦もいよいよ終盤。トランプ氏の今後の動向が、大統領選の行方を左右する重要な鍵となることは間違いないでしょう。 jp24h.comでは、引き続き最新情報をお届けしていきます。