モナコ公国のシャルレーヌ公妃(47)は、その洗練されたファッションセンスで常に世界の注目を集めるロイヤルアイコンです。最近の公務では、エレガントでありながらも「控えめ」と評されるパンツルックを披露し、彼女のスタイルの新たな一面を見せています。本記事では、公妃の最新ファッションと、それがもたらす影響について深掘りします。
輝くJOYAジュエリーフェア、品格漂うモノトーンスタイル
2025年11月13日(現地時間)、モンテカルロで開催されたJOYAジュエリーフェアにシャルレーヌ公妃が出席しました。ファインジュエリーの美しさと創造性を称えるこの文化芸術イベントで、公妃は白い襟と袖口が際立つ黒のブラウスに黒のワイドパンツというモノトーンの装いで登場しました。シルクシフォン素材の透け感が軽やかなトップスと、同素材がレイヤードされた構築的なボトムスは、フランスのブランド「エドワード・アシュール・パリ」によるもので、伝統的なクチュールにモダンなひねりを加えたスタイルが特徴です。
シャルレーヌ公妃がJOYAジュエリーフェアに登場、洗練されたパンツルックを披露
足元にはフェラガモのポインテッドトゥの黒パテントパンプス、手元には小ぶりなジミー チュウの黒サテンクラッチを合わせ、完璧なコーディネートを完成させました。ブロンドの髪は低めのシニヨンにまとめられ、顔周りの後れ毛がソフトな印象を与えています。ブラウスのパールボタンと呼応するように耳元にはパールとダイヤモンドのドロップピアスが輝き、ロイヤルファンからは「これぞエレガンスと卓越性」「今まで以上に美しい」と絶賛の声が上がりました。『TATLER』誌はこの日の公妃の装いを「最高のファッションセンスを発揮した」と報じています。
ロイヤル界のファッションリーダー、その豪華なワードローブ
シャルレーヌ公妃は、きらびやかなイヴニングドレスからエッジの効いたジャンプスーツまで着こなすことで知られています。英紙『The Time』は彼女を「最もファッションにお金を使うロイヤル」として紹介しており、そのワードローブは常に注目されています。王室ファッションブログ『UFO No More』が発表した2023年の調査によると、公妃が公の場で着用した新しい服の合計額は、小売価格が判明しているものだけでも約73万9542ユーロ(約1億3300万円)に達し、ヨーロッパの女性ロイヤル19人の中で圧倒的な1位でした。ちなみに、英キャサリン皇太子妃(43)は約21万7310ユーロ(約3900万円)で3位にランクインしています。
「控えめな」パンツルックが示す新たなトレンド
最近のシャルレーヌ公妃は、『TATLER』誌が指摘するように、「控えめな」パンツルックを多く披露しています。ここ数週間の公務では、6、7着のパンツスーツに加え、いくつかのジャケットスタイルが登場しており、そのほとんどが主張の少ないニュートラルカラーで構成されています。
ジュエリーイベントの翌日である11月14日(現地時間)には、アルベール2世大公(67)とともにチャリティイベントに出席しました。これは大公が40年にわたり会長を務める「モナコ赤十字」の年次行事で、「最も脆弱な立場にある市民に物資を支援する」ことを目的としています。この日の公妃は、上質感漂うサンドベージュ色のダブルショートコートに同系色のタートルネックを合わせた、まさにクワイエットラグジュアリーと呼ぶべき洗練された冬の装いで人々を魅了しました。イベントの趣旨から着用ブランドは明かされていませんが、白のストレートパンツに合わせたバレエシューズは、象徴的な「RV」ロゴのバックルからロジェ・ヴィヴィエのものであると特定され、話題を集めました。
建国記念日への期待高まるモナコ王室の華やかさ
ソロ公務が増えるシャルレーヌ公妃ですが、11月19日(現地時間)に開催されるモナコの建国記念日は、王室の華やかな顔ぶれが勢揃いする盛大な祝典です。この日は、アルベール大公、シャルレーヌ公妃に加え、12月に11歳の誕生日を迎える双子の子どもたち、ジャック公世子(10)とガブリエラ公女(10)も参加する予定です。例年、シャルレーヌ公妃をはじめとする王室女性メンバーのスタイリッシュな装いが大きな話題となる特別な一日であり、今年もどのようなファッションが披露されるのか、ロイヤルファンの期待は高まっています。
シャルレーヌ公妃のファッションは、単なる流行の追従ではなく、自身の役割と公務の場に応じたメッセージを伝える手段となっています。そのスタイルは進化を続け、これからも世界のファッションシーンに影響を与え続けることでしょう。





