お笑いタレント、椿鬼奴さん(52歳)。代官山育ちのお嬢様というイメージですが、NHKの人気番組「ファミリーヒストリー」で、その意外な家系が明らかになりました。今回は番組の内容をさらに深掘りし、鬼奴さんのルーツを探ります。
代々続く商家に生まれた祖父、苦学の末に京大へ
鬼奴さんの父方の祖先は、なんと大阪の墨問屋の大番頭!代々続く商家で裕福な暮らしを送っていたようです。しかし、鬼奴さんの祖父にあたる武吉さんは、父親を早くに亡くし、丁稚奉公をしながら高等小学校を卒業。その後も夜学に通い、苦労を重ねながら勉学に励み、なんと31歳で京都帝国大学経済学部(現・京都大学)に入学するという快挙を成し遂げました。まさに努力の人と言えるでしょう。
椿鬼奴
弁護士に転身、鬼奴の父を英才教育
京大卒業後、山口県庁に入庁した武吉さん。宮崎家の長女、夏枝さんと結婚し、宮崎姓となりました。その後、弁護士に転身し、活躍。48歳で鬼奴さんの父、康生さん(87歳)が誕生しました。お酒好きだった武吉さんは、康生さんにも英才教育を施し、名門の大阪府第一師範男子付属国民学校(現・大阪教育大附属天王寺小学校)に進学させました。
エリート意識と優秀な営業マン
「みんなには悪いけど、エリート意識はありました」と当時を振り返る康生さん。大学卒業後、鉄鋼関係の商社に就職し、営業部で活躍。その優秀な営業手腕でエースとして認められたそうです。そして、鬼奴さんの母となる野上摂野さんと社内結婚。まさにエリート街道まっしぐらの人生を送っていたことが分かります。
祖父の意外な一面に鬼奴も驚き
番組で初めて祖父の詳しい人生を知った鬼奴さんは、「祖父が亡くなる前に数年間、ウチに住んでいたんですね。お酒を愛してやまない人だったんですね。知らなかった~」と感慨深げに語っていました。意外な一面を知り、家族の絆を改めて感じることができたのではないでしょうか。
椿鬼奴のルーツを探る旅、感動のフィナーレ
代官山育ちのお嬢様というイメージとは裏腹に、波乱万丈な家系が明らかになった椿鬼奴さん。努力家で知的な家系を受け継いでいることが分かりました。今回の「ファミリーヒストリー」は、鬼奴さん自身だけでなく、視聴者にとっても感動的な内容だったと言えるでしょう。