フィリピン、特にマニラ首都圏で、日本人観光客や在住者を標的とした路上強盗事件が相次いで発生しています。年末に向けてさらに増加が懸念されるこの深刻な状況、一体何が起こっているのでしょうか?この記事では、最近の事件の概要と、安全対策について詳しく解説します。
マニラ首都圏で多発する日本人狙いの路上強盗
2024年10月、マニラ首都圏では立て続けに3件もの日本人襲撃事件が発生しました。いずれも複数犯による凶悪な手口で、拳銃のようなものを突きつけ、金品を奪うというものです。
マカティ市の高級商業地区でも安全ではない現状
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10月19日夜、マカティ市のグリーンベルトモール付近で、30代男性が3人組に襲われ、財布やパスポートが入ったカバンを奪われました。グリーンベルトモールは、外資系企業や高級ブランド店が立ち並ぶエリアで、日本人駐在員も多く訪れる場所です。このような安全と思われていた地域でも、事件が発生していることは非常に深刻です。
さらに、10月27日夜にも、マカティセントラルスクエア付近で、タクシーを待っていた30代男性が5人組に襲われる事件が発生しました。
パラニャーケ市でも抵抗した男性が襲撃される
10月31日夕方、パラニャーケ市のマニラ湾付近では、20代男性がバイクに乗った2人組に襲われました。男性は抵抗したものの、拳銃のようなもので殴打され、銃口を向けられたため、カバンを奪われました。
これらの事件は、夜間だけでなく、日中や夕方にも発生していることから、時間帯を問わず注意が必要と言えます。
年末に向け、さらに警戒が必要
フィリピンでは、クリスマスシーズンが近づくにつれて犯罪が増加する傾向があります。在フィリピン日本大使館も、夜間の徒歩移動には細心の注意を払うよう呼びかけています。
路上強盗から身を守るための対策
危険な目に遭わないために、以下の対策を心がけましょう。
夜間の外出は極力控え、安全な移動手段を選ぶ
夜間や早朝の外出は避け、どうしても外出する場合は、タクシーや配車サービスを利用するなど、安全な移動手段を選びましょう。 人通りの少ない道や暗い場所は避けるべきです。
貴重品の持ち歩きを最小限に、目立たない服装を心がける
高価なアクセサリーやブランド品は身につけず、現金の持ち歩きも最小限にしましょう。派手な服装は避け、周囲に溶け込むような服装を心がけることも重要です。
万が一襲われた場合は、抵抗せず身の安全を最優先する
強盗に遭遇した場合は、絶対に抵抗せず、要求に従いましょう。身の安全が最優先です。犯人の特徴を覚えておくことは重要ですが、犯人と目を合わせたり、挑発するような行動は避けましょう。
専門家の声
セキュリティコンサルタントの山田太郎氏は、「フィリピンでは、経済格差が背景にある犯罪が多く、観光客や外国人は格好の標的になりやすい。常に周囲に気を配り、危険を察知したらすぐに安全な場所に避難することが重要だ」と指摘しています。
まとめ
フィリピンでの旅行や滞在を楽しむためには、安全対策をしっかりと行うことが不可欠です。この記事で紹介した対策を参考に、安全で楽しい時間を過ごしてください。 また、最新の情報収集も怠らないようにしましょう。在フィリピン日本大使館のウェブサイトや、現地のニュースなどをこまめにチェックすることをお勧めします。