ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、越境攻撃を続けるロシア西部で、およそ5万人の敵と交戦中だと明らかにしました。ロシア軍が北朝鮮兵とともに大規模な攻勢に出た可能性もあります。
ゼレンスキー大統領は11日、越境攻撃を仕掛けたロシア西部クルスク州での戦闘をめぐり、「5万人近い敵軍を阻止している」と述べ、交戦中だと明らかにしました。
アメリカのメディアは10日、ロシア軍がクルスク州に北朝鮮兵を含む5万人の兵力を集結させ、今後、数日以内に大規模な攻勢に出る見通しだと伝えていて、作戦がすでに始まった可能性もあります。
また、ロイター通信によりますと、ロシア軍はウクライナ南部ザポリージャ州でも前線に兵力を集めるなど、新たな攻撃作戦の準備を進めているということです。
ロシア軍が、すでに優勢な東部に加えて、南部でも攻勢に出た場合、ウクライナ軍にとっては、さらなる戦況の悪化につながりそうです。